あいみょん好き大学生のガチで聞いてほしい曲10選【初心者向け】

『マリーゴールド』

YouTubeのコメント欄でこんなのがありました!
スゴく感動的です(T_T)

死んだ友達が好きだったマリーゴールド、花言葉は「悲しみ」、「絶望」。友達が病気にかかってから、余命を宣告されたのはそう長くはなかった。余命1ヶ月という短い月日のなかで、思い出を沢山作った。貴方は余命1ヶ月と宣告されたにも関わらず、病気と戦い、3ヶ月も長く生きた。最後に鎌倉に遊びに行った日、貴方は私にマリーゴールドをくれた。貴方は、もうそろそろダメなんじゃないかと自分でわかってたのかな。 貴方が亡くなってから27年後、私は花屋で働いています。ある日、同僚にふと気になってマリーゴールドの花言葉を聞いてみた。マリーゴールドの花言葉は、「悲しみ」、「絶望」、そして、「生きる」、「変わらぬ愛」。その言葉を聞いた瞬間、涙がとまらなかった。貴方があの時伝えたかったことは、ちゃんと伝わったよ。 ありがとうね。 こんなことを思い出しながら、あいみょんのマリーゴールドを聞き、今日も涙が溢れてきます。

『マリーゴールド』を聞いてあいみょんさんを知ったという方も多いハズ!

『マリーゴールド』歌詞

風の強さがちょっと

心を揺さぶりすぎて

真面目に見つめた

君が恋しい

 

でんぐり返しの日々

可哀想なふりをして

だらけてみたけど

希望の光は

 

目の前でずっと輝いている

幸せだ

 

麦わらの帽子の君が

揺れたマリーゴールドに似てる

あれは空がまだ青い夏のこと

懐かしいと笑えたあの日の恋

 

「もう離れないで」と

泣きそうな目で見つめる君を

雲のような優しさでそっとぎゅっと

抱きしめて 抱きしめて 離さない

 

本当の気持ち全部

吐き出せるほど強くはない

でも不思議なくらいに

絶望は見えない

 

目の奥にずっと写るシルエット

大好きさ

 

柔らかな肌を寄せあい

少し冷たい空気を2人

かみしめて歩く今日という日に 何と

名前をつけようかなんて話して

 

ああ アイラブユーの言葉じゃ

足りないからとキスして

雲がまだ2人の影を残すから

いつまでも いつまでも このまま

 

遥か遠い場所にいても

繋がっていたいなあ

2人の想いが

同じでありますように

 

麦わらの帽子の君が

揺れたマリーゴールドに似てる

あれは空がまだ青い夏のこと

懐かしいと笑えたあの日の恋

 

「もう離れないで」と

泣きそうな目で見つめる君を

雲のような優しさでそっとぎゅっと

抱きしめて離さない

 

ああ アイラブユーの言葉じゃ

足りないからとキスして

雲がまだ2人の影を残すから

いつまでも いつまでも このまま

 

離さない

いつまでも いつまでも 離さない

マリーゴールドは色によって、「予言」や「運命」、「絶望」、「嫉妬」、「別れの悲しみ」、「信頼」、「生命の輝き」、「変わらぬ愛」、「濃厚な愛情」など本当にたくさんの花言葉があります!

マリーゴールド

実はこの曲、1億回以上再生されています!
あいみょんさん自身以下のようにコメントしています(^_^)

自分の作った音楽が色んな所で、沢山の人のもとで鳴っているのだと思うと本当に嬉しいです。ありがとうございます。知らないけどたまたま再生してみた。という人もいると思います。でも、そういう人に届けたいんやと思います。これからも偶然好きになってもらえたら嬉しいです。

 GfK Japanによるストリーミング再生回数レポートから、2020年2月3日~2月5日の集計が明らかとなり、あいみょん「マリーゴールド」が94.6万回再生を記録し、総再生回数2億回を突破しました。(ビルボードジャパン調べ)

あいみょんさんインタビューでのコメント

──“マリーゴールド”の歌詞って、幸せな恋愛の最中の曲でもあり、それが終わった後に懐かしんでる気持ちも、ちょっと寂しい気持ちも全部入ってて、夏の曲特有のノスタルジーをしっかり感じさせてくれますよね。

「もうほんと、切なさが全面に出てるなあって、完成してから自分もすごく思いました。書いてる時は無我夢中やったんですけど、いざ完成したものを自分で歌ってみると、けっこう切なさが前に出てるなあって。この曲できた時は、マネージャーさんにもすぐ連絡しました。『すごいいい曲できた』って」

──夏と聞いて思い出す花の代表はやっぱりヒマワリなんだけど、それがマリーゴールドだっていうのもあいみょんさんらしいなあって思ったんですよね。

「ほんとに偶然、最初のサビの歌詞がひらめいて、そっから物語を作っていった感じですね。麦わら帽子をかぶってる女の子の後ろ姿がマリーゴールドの花に似てるっていうところから」

──実際にその様子を見たわけじゃなくて?

「見てないです(笑)。見てるわけでもないのに、麦わら帽子ってマリーゴールドみたいだなって思ったんですよね。ちょうど夏の花っていうか、この時期よくお花屋さんとかでも見る花なので。私の今までの曲のタイトルの中でも、一番シンプルですよね。“マリーゴールド”って」

──マリーゴールドってすごくかわいらしい花ですけど、一年草なんですよね。だから一年しか花を咲かせない。

「そうそう。それに花言葉が色によって全然違くて、この曲も聴く人によっていろんな捉え方があるっていうのと重なるんですよね。いろんな花言葉があるように、“マリーゴールド”もいろんな捉え方がある曲であってほしいなって思います

──今まさに恋に落ちている人がその気分に浸れる曲でもあるし、でも、遠い昔の夏の、あの頃の恋を思い出してる曲でもあるし。

「そう。そもそも自分が作った物語としては、あの頃の恋を思い出してるふたりがいて、これからもずっとずっと一緒にいれたらいいねって言ってる話なんですけど、聴き手によって、それぞれに物語を作ってもらっていいですし、もしかしたら悲しい歌になるかもしれないし、ものすごいラブソングなのかもしれないし」

全記事を読みたい方は下のリンクからです!https://rockinon.com/interview/detail/178233

『マリーゴールド』に対する興味深い考察

マリーゴールド』を聞いてみて好きになった方は
読んでみて下さい。
飛ばしていただいてもOKです!

パターン1「別れたから過去の恋になった」

「別れたから過去の恋になった」という意味で歌詞を考察していくと、だんだん「死別」のイメージが強くなってきました。

ここで、気になったフレーズを挙げます。

本当の気持ち全部 吐き出せるほど強くはない
でも不思議なくらいに絶望は見えない

ここでは「絶望は見えない」が「本当の気持ち」ではないと解釈できます。
そして、このフレーズでは、マリーゴールドの花言葉である「絶望」という言葉が登場します。
もうひとつ花言葉で「別れの悲しみ」というものがあるので、単純に花言葉を踏まえて歌詞を見ると、絶望するほどの別れだったようにも捉えられます。

これが恋人の死なのではないかと思います。

遥か遠い場所にいても繋がっていたいなあ

これらのフレーズは、天国にいる恋人に対する思いなのかもしれません。

パターン2「結婚して過去の恋となった」

希望の光は目の前でずっと輝いている 幸せだ

このフレーズにおける「幸せ」は、晴れ姿の恋人を見て感じたものだと思います。

アイラブユーの言葉じゃ足りないからキスして

これは結婚式の誓いのキスなのではないでしょうか。

「もう離れないで」と
泣きそうな目で見つめる君を
(省略)
離さない いつまでも いつまでも 離さない

こちらも「ずっと一緒にいたい」という誓いのようなものだと感じられます。

(「あいみょん『マリーゴールド』歌詞の意味・解釈と考察」参照)

『君はロックを聴かない』

聴いてみると、思わず胸がきゅんと苦しくなって、青春の匂いがよみがえってくるような感じがするのは僕だけでしょうか?

『君はロックを聴かない』歌詞

少し寂しそうな君に

こんな歌を聴かせよう

手を叩く合図

雑なサプライズ 

僕なりの精一杯

 

埃まみれ ドーナツ盤には

あの日の夢が踊る

真面目に針を落とす

息を止めすぎたぜ

さあ腰を下ろしてよ

 

フツフツと鳴り出す青春の音

乾いたメロディで踊ろうよ

 

君はロックなんか聴かないと思いながら

少しでも僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

恋を乗り越えてきた

 

僕の心臓のBPMは 190になったぞ

君は気づくのかい?

なぜ今笑うんだい?

嘘みたいに泳ぐ目

 

ダラダラと流れる青春の音

乾いたメロディは止まないぜ

 

君はロックなんか聴かないと思いながら

あと少し僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

恋に焦がれてきたんだ

 

君がロックなんか聴かないこと知ってるけど

恋人のように寄り添ってほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

また胸が痛いんだ

 

君はロックなんか聴かないと思いながら

少しでも僕に近づいてほしくて

ロックなんか聴かないと思うけれども

僕はこんな歌であんな歌で

恋を乗り越えてきた

恋を乗り越えてきた

なんだかノスタルジーを感じてしまうような楽曲ですよね。
サビのメロディが印象的で、ついつい口ずさみたくなってしまいます。
そういえば、青春してたっけな…とあの頃を思い出して懐かしくなって下さいね(๑´ڡ`๑)

この曲も1億回以上再生されています!
あいみょんが紡ぐ、懐かしいような、照れくさいような、青春の音や匂いが込められた歌詞をお楽しめると思います。
人によっては忘れたくないあの頃の恋愛や、今好きでたまらない相手のことを思い出すかもしれません。

君はロックを聴かない

あいみょんといえば「愛を伝えたいだとか」もそうですが、男性目線の楽曲が多いですよね。

男性目線の楽曲が多い理由は、自分が女性であることから、男性に憧れがあるからだそうです。

あいみょんといえば、好きなアーティストとしてよく挙げているのも浜田省吾、スピッツ、平井堅、小沢健二…と男性アーティストですよね。

父親の影響だというエピソードもよく耳にしますが、そういった音楽的なルーツも彼女の歌詞の世界観に影響を与えているのでしょう。

また、隠しておけばいい気持ちを言ってしまうくらい好きな女性に対して必死になる男性の姿が好きだとか。

「君はロックを聴かない」も音楽好きの男性の恋愛が歌われていますが、「僕の心臓のBPMは190になったぞ」と好きな相手を前にドキドキしている姿が描かれています。

(「君はロックを聴かない」(あいみょん)の歌詞の意味とは…?!何かの主題歌?ギターコード掲載!参照)

あいみょんさん本人のコメント

「あの頃」の青春や「今」の青春、少し懐かしいようなくすぐったいような青春の音や匂い、思い出を歌った曲です。
大切にしたのは歌詞にもある“青春の音”。誰もが、好きな子が自分の好きなロックを聴いていてハッとしたり、好きな人が聴いているロックを好きになったりと、それぞれの“青春の音”があると思うんです。この曲も、聴く人それぞれの“青春の音”に想いを重ねながら聴いてもらえたらうれしいなと思いつつ歌いました。

それぞれ確かに生きてきた青春の日々。
思い通りにいかなかったこと、好きな子と過ごす嬉しさや恥ずかしさ。

この曲は、そんなあの頃の匂いや彩を思い出させてくれるようです

『君はロックを聴かない』に対する興味深い考察

君はロックを聴かない』を聞いてみて好きになった方は
読んでみて下さい。
飛ばしていただいてもOKです!

スキマスイッチさんも『君はロックを聴かない』
をcoverしています!
めっちゃ爽やかに歌い上げていて
聴いていて気持ちいいです(^^♪

何が一番勉強になるかっていったら官能小説なんですよ。男性が書く官能小説。言い回しが独特で、直接的じゃないのにめちゃめちゃいやらしく書いてある。あとはやっぱり桑田(佳祐)さんですね。桑田さんは直接的な表現もありますけど、すごいです。あとは映画とかにインスパイアされたり。特に日本の映画は隠すとこ隠すので、そういうところをどうカメラワークで表現するのかって(笑)。そういう工夫も官能的やなって思います。
(『ROCKIN’ON JAPAN』18年5月号)

歌詞を書く時は、基本的に何も考えていないことのほうが多いので、恋愛ソングに関しては、リリースして数年後に自分が共感するって感じです。何年か経って聴くと、「この楽曲、今の自分にすごく響くな」っていうことがあって、結局これって自分が体験したことだったのかなって。気づかないうちにやっぱり実体験って交えちゃうんだと思うんですよね。(男性目線のラブソングも多いので)もし次の人生があるなら男になってバンドをやって、どこまでモテることができるか試してみたい(笑)。女の子はモテたくて音楽やることって、まずないですよね。だからモテたくて音楽始めるっていう感覚を味わいたいです。
(『ROCKIN’ON JAPAN』18年5月号)

最近の気付き? 段ボールってなんかせつないなあとか(笑)。段ボールって、行き先が書いてあるじゃないですか。行き先がどこかっていうのを妄想したらすごくせつない気持ちになる。たとえば引っ越しの段ボールとかやったら、リビングとかなんですけど、それがどこか別の場所やったりしたらせつないなあとか。だから、そういう妄想だけで今生きてますね。
(『ROCKIN’ON JAPAN』19年10月号)


「官能的」、「男と女」、「せつなさ」というのは、あいみょんの音楽を語るうえで絶対に外すことのできないキーワードだ。というか、エロスもセックスもプラトニックな恋愛感情も、あとは失敗した目玉焼き(“愛を伝えたいだとか”)とか古いロックのレコード(“君はロックを聴かない”)とかも、突き詰めれば全部部屋に転がっている段ボールと同じせつなさのシンボルなのであり、いわば彼女は毎日せつなさを探し求め、そればかりを歌っているともいえる。「段ボールってせつないよね」というフェティッシュなせつなさが、彼女の音楽を聴いている僕たちの心にぐっと迫ってくるのだ。もっといえば、官能小説の「直接的じゃないのにめちゃめちゃいやらしく書いてある」ところや日本映画の「隠すところ隠す」ところに官能性を感じる、とあいみょんは語っているが、その「足りない」、「見えない」、「わからない」こそがつまり彼女の感じる「せつない」の源泉なのだろう。来世は男に生まれてバンドを組みたいというのも要するに究極のないものねだりなわけで、それもまたせつない。

(「【本人の言葉で紐解く】あいみょんの天才的ソングライティングの知られざる秘密」参照)

『今夜このまま』

古びた船上で歌うあいみょんの姿と、背景に映る都心の風景が絶妙にマッチするMVをご覧ください!

『今夜このまま』歌詞

苦いようで甘いようなこの泡に

くぐらせる想いが弾ける

体は言う事を聞かない

「いかないで」って 走ってゆければいいのに

 

広いようで狭いようなこの場所は

言いたい事も喉に詰まる

体が帰りたいと嘆く

「いかないで」って 叫んでくれる人がいればなぁ

 

抜け出せない 抜けきれない

よくある話じゃ終われない

簡単に冷める気もないから

とりあえずアレ下さい

 

消えない想いは 軽く火照らせて飛ばして

指先から始まる何かに期待して

泳いでく 溺れてく 今夜はこのまま

泡の中で眠れたらなぁ

 

だんだん息もできなくなって

心の壁も穴だらけで

制御不能 結構不幸?

自暴自棄です

 

そんなに多くはいらないから

幸せの横棒ひとつくらいで

満たされたい 満たしてみたい

乱されたい 会いたい

いつかの誰かに

 

やるせない やりきれない

よくある話じゃ終われない

簡単に辞める気もないから

とりあえずアレ下さい

 

言えない想いは 軽く飲み込んで 隠しちゃって

鼻の先に取り付いた本音に油断して

抱かれてく 騙されてく

今夜の夜風に 吹かれながら 揺れながら

 

ねぇ もう 帰ろう 帰ろう 影も もう ねぇ

薄くなって 結局 味のない

味気のない 夜が眠る

 

癒えない想いが 加速するばかりなんだ

止められない

放たれてく 夜になる

私はこのまま ah

 

消えない想いは 軽く火照らせて飛ばして

指先から始まる何かに期待して

泳いでく 溺れてく 今夜はこのまま

泡の中で眠れたらなぁ

 

誰かの腕の中で 甘い夢を見ながら

眠れたらなぁ

船の上で寝そべりながら物思いにふける姿からはじまり、一隻の船の上でのあいみょんの姿を終始映しながら展開していく。船の上でランプを持ちながら歌う姿、終盤では海の中に潜っていく姿も描かれているなど、今までの作品では見ることのなかった、あいみょんの新しい姿を観られます!

『今夜このまま』もなんと1億再生突破しちゃってます!
この曲は、ドラマ
「獣になれない私たち」の主題歌
になりました。あいみょんさん自身以下のようにコメントしています。

ドラマはこれから始まるんですが、曲が完成した時は本当に達成感がありました。
今までの自分にない新たな楽曲を作れたのも、台本を読ませて頂いた中で得られた、もどかしい男女の関係性や感情の変化、台詞から滲み出るように浮かぶ表情。
そういったものがうまく私の五感を刺激してくれたからだとも思います。
ドラマに寄り添いながらも本当に自由に作詞作曲させて頂きました。

あいみょんさん本人のコメント

山田監督とは前作の“マリーゴールド”に続き2度目で、今回も監督の好奇心や熱を感じながら撮影できたと思います。水面と水泡に揺られて、グラスの中にいる気持ちでした。そのまま眠りたかったです。
山田智和監督のコメント
誰も流れていく風景を止められない。光からも、現実からも目を背けることができない。あいみょんの歌が待つ日常への溢れる愛情が、街が持つ歴史や記憶に結びついて、景色をより鮮やかに照らしていきます。平成の最後にどうしてもこの映像を、あいみょんと撮りたかったのです。このビデオが、未来への贈りものになります。

『今夜このまま』に対する興味深い考察

今夜このまま』を聞いてみて好きになった方は
読んでみて下さい。
飛ばしていただいてもOKです!

Mステで放送されたときの様子です。
ただただシンプルに、かっこいいです!!

あいみょんが手がける歌詞のテーマは、驚くほど多岐に渡る。新曲が届けられるたびに驚かされると言ってもいい。インディーズ時代から聴き続けているファンも、メジャーデビュー時の頃から追っているファンも、きっと同様の思いを抱いているのではないか。個性を作品に宿らせるアーティストは、ときに自ら作品化した個性に縛られてしまうことも少なくないし、それをアーティストのイメージ像として引き受けてゆくこともままあるが、あいみょんにはそれが希薄だ。

まだ23歳(今春、話をさせて貰ったときに本人は「もう23歳」と言っていたが)の彼女は、一人の人間として積み重ねる経験に正直で、その経験をいつでも最新の作品に落としこもうとしている。つまり、作風の多様性は「変化」ではなく純粋な「成長」なのである。あいみょんの本質的な魅力は、その表層ではなくもっと奥の方にある。新曲“今夜このまま”はドラマ主題歌なので尚更だが、物語の舞台設定から大人の強さと脆さを引き摺り出す、その強烈な作家性にこそ注目するべきだろう。おそらく彼女は、新しい経験をパッと音楽に結びつけることのできるトリガーのようなものを、備えているのではないか。

泡にまみれて神経を緩めないことには越えられない夜もある。そんな大人の強さと脆さの揺らぎが、“今夜このまま”ではアップテンポに迸る言葉の抑揚に、雄弁なメロディとして表れている。アコギを掻き鳴らすベーシックスタイルを用いながらも、ダンスポップ風のキラキラとしたトラックや遠く聴こえるエレクトリックギターのサウンドは、神経を昂ぶらせたまま飛び込んだ夜の酩酊感を巧みに演出していて見事だ。

《消えない想いは/軽く火照らせて飛ばして/指先から始まる何かに期待して/泳いでく 溺れてく/今夜はこのまま/泡の中で眠れたらなぁ》。着飾るような少女性や女性性の一切を排して歩んできたあいみょん。彼女が歌うこんな歌から、どうしようもなく滲み出てしまう愛らしさ、いじらしさはどうだろう。あるアーティストを好きになって向き合い続けるということは、互いの成長を確認し共有するということだ。この11月からはいよいよ最新ツアーが始まる。あいみょんとあなたは、そこにどのような経験を持ち寄るのだろうか

(「今週の一枚 あいみょん『今夜このまま』」参照)

最後は、news zeroのテーマソングになったあの曲です!

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