どうも、Seigaです。
今回は、「すぐに使える和訳のコツ」について詳しく解説していきます!
早速ですが、下の文章の訳できますか?
When I asked John, he just made a brief reply.
※ brief(形:短い、そっけない)
※ reply(名:返事)
形容詞+名詞 ⇨ 動詞+副詞 どういうこと!?って思われた方も多いと思います。 He is a good speaker of English. = He ( ) English ( ). ( )に入る英単語は何でしょうか? He ( speaks )English ( well ). です。学校の先生とかは、speaks で3単現の ” s “ を忘れないようにね。 で終わると思うんですが、一番大切なのは、 ” He is a good speaker of English. ” の訳し方! 皆さんは、どう訳しますか? (△)「彼は英語のよい話し手です」 実はこれ、微妙な訳です(・.・;) というのも、超シンプルな質問 「英語のよい話し手」なんて日本語、使ったことありますか!? 答えはもちろん、NO ですね! 「英語が上手」とは言っても、「英語のよい話し手」とは言いませんねw どう訳すのがベストでしょうか?? 練習問題を思い出してください! He is a good speaker of English. = He speaks English well. イコールで結ばれているので、次のように訳せばOKです。 (◎)「彼は英語を上手に話します」 実は、「すぐに使える和訳のコツ」はもう一つあります! 名詞の中には、動詞の意味がある名詞が存在します! 例えば、” approach “ という単語。 名詞で「接近」、動詞で「~に近づく」 もっと、身近な単語だったら、” love “ 名詞で「愛情」、動詞で「~を愛する」 今回は ” approach ” と ” love ” を使って of の訳し方を解説します! (1)the approach of night ⇨ 主格の of なら「夜が近づく」(自然な訳) ⇨ 目的格の of なら、「夜を近づく」(???) (2)the love of liberty ⇨ 主格の of なら「自由が愛する」(???) ⇨ 目的格の of なら、「自由を愛する」(自然な訳) ” the approach of night “「夜の接近」(?) 「主格の of 」と「目的格の of 」について詳しくはこちらの記事で書きました(๑´ڡ`๑) ” speaker “「話し手」という単語も、” speaker ” 動詞の意味が含まれている名詞なんです! He is a good speaker of English. ⇨ 主格の ofなら「英語が話す」(???) ⇨ 目的格の of なら、「英語を話す」(自然な訳) さらに、good を副詞っぽく、つまり well「上手に」で訳せばカンペキです。 He is a good(形容詞) speaker (名詞)of English. = He speaks(動詞)English well(副詞). 「彼は英語を上手に話す。」 good speaker(形容詞+名詞)のペアを、speaks well(動詞+副詞)に変えたわけですね。 例えば、good swimmer(形容詞+名詞)= swim well(動詞+副詞)と考えればOKです! When I asked John, he just made a brief reply. ※ brief(形:短い、そっけない) ※ reply(名:返事) 前半の ” When I asked John ” は「私がジョンに尋ねると」でOKです。 後半を直訳すると「彼はただ短い(そっけない)返事をした」になります。 この直訳でも不自然ではないのですが、brief reply(形容詞+名詞)になっているので he just made a brief reply. ⇨ he just replied briefly. 「彼はただそっけなく返事をしただけだった」 brief reply(形容詞+名詞)⇨ replied briefly(動詞+副詞)「そっけなく返事をした」 と訳すことができればカンペキです! ” make “ に関して訳さなくても大丈夫なの?と思われた方はこの記事を読んで見て下さい(*´ڡ`●) When I asked John, he just made a brief reply. 「私がジョンに尋ねると、私はただそっけなく返事をしただけだった。」 身につけた知識はアウトプットして、使えるようにしよう! his dislike of change = ( )( )change ( )に入る英単語は何でしょうか? ( he )( dislikes )change. です。A of B を「BのA」と訳してしまうと、 ” his dislike of change “「彼の変化の嫌悪」 という微妙な訳が出来てしまいます(泣) そうではなくて、” his dislike of change ” = ” he dislikes change “ ですから his dislike of change (△)「彼の変化の嫌悪」(???) (◎)「彼が変化を嫌う」(主格の of ) She is a fluent speaker English. = She ( )English ( ). ※ fluent(形:流ちょうな) ( )に入る英単語は何でしょうか? She ( speaks )English ( fluently ). です。” She is a fluent speaker English “「彼女は英語の流ちょうな話し手です。」 でも、意味は伝わりますが、(訳が少しカタイ) ” She is a fluent speaker English ” = ” She speaks English fluently ” ですから She is a fluent speaker English. ⇨ She speaks English fluently. 「彼女は英語を流ちょうに話す。」 fluent speaker(形容詞+名詞)のペアを、speaks fluently(動詞+副詞)に変えたわけですね。 いよいよ、練習問題です! The Norman’s conquest of England in 1066 = The ( )( )of England in 1066 ※ The Norman(名:ノルマン人) ※ conquest(名:征服) ( )に入る英単語は何でしょうか? The( Norman )( conquered )of England in 1066 です。A of B を「BのA」と訳してしまうと、 ” The Norman’s conquest of England in 1066 “「1066年のノルマン人のイギリスの征服」 という「の」ばっかりの訳が出来てしまいます(泣) そうではなくて、” The Norman’s conquest of England in 1066 “ = ” The Norman conquered of England in 1066 “ ですから The Norman’s conquest of England in 1066 ⇨ The Norman conquered of England in 1066 「1066年にノルマン人がイギリスを征服したこと」 この問題はこちらの記事で紹介しました!他の問題も加え、詳しく解説しました(*´ڡ`●) It’s difficult to make the simple comparison. = It’s difficult to( )( ). ※ comparison (名:対比 動詞 compare「~を比較する」の名詞形) ( )に入る英単語は何でしょうか? It’s difficult to( compare )( simply ). です。” It’s difficult to make the simple comparison. “「簡単な対比をするのは難しい。」 でも、意味は伝わりますが、(簡単な対比とは?となるかもしれません) ” It’s difficult to make the simple comparison ” = ” It’s difficult to compare simply ” ですから It’s difficult to make the simple comparison. ⇨ It’s difficult to compare simply. 「物事を単純に比較するのは難しい。」 simple comparison(形容詞+名詞)のペアを、compare simply(動詞+副詞)に変えたわけですね。 「物事を」は補って訳しました! He is a habitual liar. ⇨ He( )( )( ). ※ habitual(形:習慣的な 名詞 habit「習慣」の形容詞形) ※ ヒント:「嘘をつく」は英語(2単語)で何という? ( )に入る英単語は何でしょうか? He( habitually )( tells )( lies ). です。「嘘をつく」は ” tell a lie “ ですが、 習慣的に(いつも)嘘をつくワケですから、複数形で ” tell lies “ です! ” He is a habitual liar “「彼は習慣的な嘘つきである」 でも、意味は伝わりますが(しょっちゅう嘘つくヤツなんかなぁって感じ) ” He is a habitual liar ” = ” He habitually tells lies ” ですから He is a habitual liar. ⇨ He habitually tells lies. 「彼は嘘ばかりついている。」 別解 He( lies )( habitually ). habitual liar(形容詞+名詞)のペアを、lies habitually(動詞+副詞)に変えました。 もちろんこれでもOKです! ” habitual “ はあまり見かけることがない単語です。 ただ、形容詞とわかった時点で副詞に変えることはカンタンです! 形容詞+ ly = 副詞 このことを押さえておけばOKです! ただ、もっと詳しく知りたいという方に向けて解説しました。 ほとんどの場合、形容詞に-lyを足すことで副詞になります! 形容詞が-yで終わる場合は、y を i に変えて -lyを足します! 形容詞が -able、 -ibleあるいは -leで終わる場合は、 -e を -yに変えます! 形容詞が -icで終わる場合は、 -allyを足します。 例外: public -> publicly いよいよ次がラストです! The introduction of steel made high buildings easy to build. ⇨ To ( )( )made high buildings easy to build. ※ introduction(名:紹介 動詞 introduce「~を導入する」の名詞形) ※ steel(名:鋼鉄) ( )に入る英単語は何でしょうか? To( introduce )( steel )made high buildings easy to build. です。直訳すると「鋼鉄の導入は、高いビルを簡単に建てさせた(?)」 という、よー分からん訳ができてしまいます(泣) ” The introduction of steel made ~ ” = ” To introduce steel made ~ “ なので The introduction of steel (△)鉄鋼の導入 (◎)鉄鋼を導入したおかげで(目的格の of ) 主格の of なら、「鉄鋼が導入した」「鉄鋼は導入した」となりますが、どちらも文として変ですね。(なので、目的格の of です!) ただ、なんで「おかげで」と訳したの? と疑問に思われた方はこちらの記事を読んでみて下さい!(2,3分で読めます) 以上になります。
「すぐに使える和訳のコツ」とは?
実際に練習してみましょう(๑´ڡ`๑)練習問題(中1レベルの知識が役立つ!?)
解答
of を「~の」って訳すから変になる!?
〈Point〉「主格の of 」と「目的格の of 」
” the love of liberty “「自由の愛」(?)
of を「~の」と訳すと変な訳になりますね(・.・;)” 形容詞+名詞 ” を ” 動詞+副詞 ” でキレイに訳す!
最初の問題を訳してみる!
模範解答
身につけた知識でトレーニング!
例題1
解答
例題2
解答
練習問題1(難易度:普)
解答
練習問題2(難易度:易)
解答
練習問題3(難易度:難)
解答
形容詞からの副詞の形成
形容詞
副詞
cheap
cheaply
quick
quickly
slow
slowly
形容詞
副詞
easy
easily
angry
angrily
happy
happily
lucky
luckily
形容詞
副詞
probable
probably
terrible
terribly
gentle
gently
形容詞
副詞
basic
basically
tragic
tragically
economic
economically
練習問題4(難易度:普)
解答
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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