どうも、Seigaです。
今回は、『話す英語実戦力徹底トレーニング』という本の効果的な使い方について、大学生、社会人、英語をやり直している方向けに詳しく解説していきます!
目次: Contents 『話す英語実戦力トレーニング』review この本の注目すべき点は、話す目的、そして話す相手との関係を基軸としてスピーキングを扱っていることです。私たちは日本語で話すときには、相手が目上なのか、話の内容が軽いのか深刻なのものか、といったことを瞬時に判断しながら話していますが、外国語としての英語を学ぶ時に、このような明確な視点を持って話す練習をしたことがないのではないでしょうか。筆者も書いているように、英語ではストレートに言えばよい、と考えている方々もいるようですが、大事な場面で失敗してしまう危険性があります。特に大切なビジネスの場面では、十分に配慮したコミュニケーションが欠かせないものになります。 この本は実戦力徹底トレーニングと名付けられているとおり、実際に起こりうる名面を上手く再現されていて、非常に実践的です! 英語の『発音』ゆわれてもそこまで意識してへんなぁ~ 英語の『発音』は後から身につければええんちゃうん? (僕自身も個人的にそう思っていました、、、) ただ、英語の『発音」にはルールがあることを知ると話は変わってきます! 1. 英単語が正しく発音できない → 自分が話している内容が相手に伝わらない 2. 英単語が聞き取れない → 相手の話している内容が分からない 1,2をまとめて導き出される結論は、、、 「発音」ルールを知らないと会話が成立しない! (当たり前かもしれませんが)健康を維持するための基礎トレーニング〈腕立て伏せや腹筋運動など〉を疎かにしてしまっては、どんなに高価なエクササイズマシンを購入したとしても、その器具を十分に使いこなすことはできません。 実はこれと同じことが英語の学習にも言えます。発音練習という基礎トレーニングなしに英会話に挑戦するなどという行為は、素振りの練習もろくににせずにいきなりテニスのトーナメントへ出場するようなもの。 基礎固めこそが学習の要であることを念頭に置き、晴れ舞台でデビューする自分の勇士(!)をしっかりと心に描き訓練にいそしみましょう! (英語の「発音」に関する記事を2つ書きました。よければ一緒に読んでみて下さい) まずは、『話す英語実戦力徹底トレーニング』でどのような力を身に付けようとしているか!?について 「提案する」「説明する」「断る」「苦情に対応する」など、社会人にとって身近な12の言語行為にフォーカスし、さまざまな目的を達成するための適切で効果的な伝え方を実戦トレーニングを通して、習得する。 英語的発想・論理に基づく発話の組み立て方、状況に合わせた表現の選択・調節の仕方を学ぶことで「相手を配慮しながら相手を動かす」大人の英語コミュニケーション力を身に付けます! (本書を始める前に、スピーキングを行う上で必要な最低限の英文法力が必要になります。英文法に自信がない方はこちらの記事がおすすめです!) 本書の使い方は以下の順になります。 実戦的なトレーニングがメインである本書は、英語に関する最低限の知識が必要なのは明らかですが、本書を使いこなす上で大切な考えがあります! 「インプット ⇔ アウトプット」のサイクルを作る! 言語習得の基本は、大量のインプットです。 ただ、英語を上達させる上で必要なのが 知識を吐き出す作業(アウトプット)を同時に行うことです! 例えば、参考書や学校の教材で得た知識を生かして、英字新聞や海外の映画やニュースなどを見ることです。 (自分のレベルに合わせて、なるべく簡単な単語で書かれた英字新聞や、優しい英語表現を用いた海外ニュースなど、やり方はさまざまです!) 自分の能力の可能性と限界を判断でき、学びの問題意識が高められます。 その上でさらにインプットに取り組んでいくと、これまで分かっていると思っていたことが、より鮮明に分かるようになっていきます(*´ڡ`●) 言葉の細かな使い方に気づき、それを取り込んでさらなるアウトプットに繋げられるのです! (本書とは直接関係ないのですが、ネイティブの方が考える英語のスピーキング力を伸ばすコツに関する動画があるので、参考になれば幸いです(๑´ڡ`๑)) 最後まで読んでいただきありがとうございました!今回は「話す英語実戦力徹底トレーニング」について書きましたが、姉妹書として、「聞く・読む・書く」もあるので読んでいただければ幸いです(๑´ڡ`๑)
『話す英語実戦力徹底トレーニング』の評判
色々な場面、対人関係において、どのようにやりとりをするべきなのか、筆者は丁寧に学習者を案内してくれます。例えば、「苦情に対応する」の章では、3つのユニットに分かれていて、「確認のために回答を保留する」、「非を認めて誠実に謝る」、「相手の事実誤認を指摘する」というようなタイトルからもわかるように、よく配慮された構成には感心してしまいます。また、場面設定や英語表現の自然さ、例文や表現の豊富さも瞠目に値します。
この本をしっかりと最初から最後までやり遂げれば、どれほどの英語表現力がつくことでしょう。そして、配慮に富んだ自然な表現を駆使して、分別ある本当の大人の英語力がつくことと思います。
私は英語教師として、この本を使用するのを楽しみにしています。レッスンで使用するなら、例えば、最初の「ミッション」の課題部分を、付録のCD ROMからダウンロードした音声を流して、個人で解答を言ってもらい、その後、答え合わせをし、解説を皆で話し合いをして納得してもらうのはどうでしょうか。モデル文のリピーティングをし、正しい発音や、抑揚、間の置き方なども練習するのがいいですね。慣れたら、ロールプレイングをし、ペアやグループで会話を再現してもらいます。最後にある「エクササイズ」は、理解度、到達度を測るテストとして使用してもよいし、ペアやグループで解答させて、お互いの答えの相違から、「気づき」を起こさせ、自分たちの問題点を明瞭にすることにより、学習を促進させるという使い方もできますね。加えて、日本との文化的な違いにポイントをおいたディスカッションなどにも利用できる内容が多く含まれていると思います。
教える側にとっては、色々な学習法を示唆して、よいレッスンを構築できる可能性に満ちた本ではないでしょうか。内容が濃く、使いがいのある本だと思います。筆者の解説は、言葉、フレーズの細かなニュアンス、日本との文化的な違いからくる問題などをとてもわかりやすく説明してくれています。筆者は英語教授法を専門にされているので、英語学習のノウハウを知り尽くされていることがこの本の強みと思います。また、筆者は競争の厳しいニューヨークの、カルバンクライン本社で働いていたという方で、その豊富な経験が、例文や英語表現、説明の部分などで隅々にまで感じられる本です。
この本について話をする前に、大切なのは実は『発音』です。皆さんは英語の音を正しく発音できますか!?英語の『発音』を鍛える必要があるワケ
『話す英語実戦力徹底トレーニング』の使い方
本書の使い方のコツ
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