どうも、大学生ブロガーのSeigaです。
今回は、イエローストーン国立公園の歴史やどういった特徴を持つ世界遺産なのかについて、詳しく解説していきます!
イエローストーン国立公園に興味のある方にとって参考になれば幸いです(*´ڡ`●)
- イエローストーン国立公園の歴史を知りたい方
- イエローストーン国立公園に興味のある方
目次: Contents
マグマが織りなす世界初の国立公園



先住民族のスー族が「霊気に満ちた場所」と恐れられていたこの土地に、アメリカ人が足を踏み入れた1807年当時はあまり注目されていませんでした。
しかし、1869年から72年にかけて4回にわたり行われた調査により、人々は自国の自然環境の豊かさに驚き、
イエローストーン国立公園は1872年に世界初の国立公園に指定されました!
イエローストーンが国立公園に指定された100年後に世界遺産条約が採択されると、1978年に世界初の世界遺産の1つとして、世界遺産リストに登録。
その後、河川上流での鉱物資源調査などにより生態系が脅かされたという理由で、1995年世界危機遺産リストに登録されました。
ただ、環境回復運動や計画の見直しによって問題が解決に向かったため、2003年には危機遺産リストから脱しました。
アメリカ北西部のワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州の3州にまたがるアメリカ最大規模の自然公園こそが、イエローストーン国立公園です!
滝、渓谷、大草原といった景観、間欠泉や温泉などの熱水現象、グリズリーやヘラジカなどの希少な動植物など、豊かな自然が約8,900平方キロメートル(四国の半分ぐらい)の敷地にあふれています。
今回は、3つの特徴からイエローストーン国立公園を解説していきたいと思います!
- 多数の間欠泉ができた歴史
- 壮大なイエローストーン大渓谷
- 革新的な生態系維持
多数の間欠泉ができた歴史



この地域ではおよそ200万年前、120万年前、60万年前に大規模な噴火が発生しました。
最後の噴火時に地面がドーム状に隆起し、この時できた地表の裂け目からマグマが噴出して公園中心部に巨大なカルデラが形成されました!
※カルデラ:火山の噴火などで中央のマグマ部分が空洞化し、陥落してできた窪地形
現在も地下のマグマ活動は活発で、地表の割れ目から染み込んだ雨水を急速に熱し、再び地表へと送り出して、これが間欠泉となっています。
イエローストーン国立公園内にある有名な間欠泉を2つ紹介します!
オールド・フェイスフル間欠泉



この世界的に有名な間欠泉は、100年以上もの間ずっと、約70分間隔で4万ℓの熱水を2分~5分ほど吹上げ続けています(゚д゚)!
“フェイスフル”とは英語で“忠実な”という意味で、この規則正しい噴出の様子から名前にも使われるようになりました。
園内には多くの間欠泉がありますが、「オールド・フェイスフル・ガイザー(間欠泉)」は40mほどの高さまで上がる、一番巨大な間欠泉です。
間近で見るとその迫力は凄く、アトラクションを見ているような気にさえなります。
グランド・プリズマティック・スプリング



オールド・フェイスフル・ガイザーの北に位置する「グランド・プリズマティック・スプリング」はアメリカ最大の熱水泉です。
大きさは幅約80m、深さ約50mにも上り、その周辺の色が赤、青、緑、黄色、金、紫、オレンジと万華鏡のように自在に変わっていきます!
これはバクテリアなど多数の微生物や藻類の働きにより、鮮やかな青緑色の湖水をたたえています。
全世界のおよそ半数の熱水現象がこの公園内で発生しています(゚д゚)!(約1万箇所)
壮大なイエローストーン大渓谷



この公園名の由来にもなった黄色い岩肌を持つイエローストーン川は、壮大な大渓谷を生み出しました。
ワイオミング山地の源流から、標高2,357mに位置するイエローストーン湖を経由して、落差94mのロワー滝を下った後に大渓谷にたどり着きます。
大渓谷はイエローストーン川が長年に渡って侵食を受けた結果できたものです。
公園内には、ロッジボールマツのような針葉樹に加えて、アメリカオキナグサやモンキーフラワーなどの花々1,200種、一時期は絶滅仕掛けたアメリカパイソンなど約60種の哺乳類、ナキハクチョウなど200種以上の鳥類が生息しています!
革新的な生態系維持



イエローストーン国立公園では人の手を加えないウィルダネスという概念を基に自然環境が維持されています!
例え山火事が起こっても、人間が自然の消化をせずに、回復機能に任せるといった対策が取られています。
人間の手を極力入れないことで、本来の生態系を維持する方法は、世界的にも大きな注目を集めています!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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