大学レベルの英文読解力を身に付けたい!
せっかく大学受験で読解力は身につけたけど、長文を読まないとだんだん落ちていくばかり(゚∀゚)
長文に触れないとどうしても忘れてしまうものだし、そんな状態でTOEICや英検を挑んでもなかなか高得点が取れない(。>﹏<。)
ただ、大学レベルの読解力を身に付けようと思っても、なかなか難しいんだよね(泣)
今回は一段階上の英文読解力を身に付けられる参考書を3冊紹介するよ!
- 大学レベルの読解力を身に付けたい方
- 今の読解力では物足りないと感じている方
- シンプルに読解力を上げたいと考えている方
目次: Contents
大学レベルの読解力と大学受験までに必要な読解力とでは何が違うのか



大学受験に必要な読解力は単語や文法ミスなく、正しく直訳する力です(゚д゚)!
直訳というのが Point で大学レベルの読解力では直訳ができる前提で、より正確に筆者の真意を訳出(意訳)する力のことを言うんだ!
直訳調だと読んでて堅苦しいなと感じたことはありませんか?
訳出の最大のコツは、読者にその文章が訳出された文章であると感じさせないことです(*´ڡ`●)
まさにこれこそ、一段階上の訳出で求められることです。
タイトルとズレがあって申し訳ないのですが、
読解力を上げることは、訳出の力を上げることに直結します!というのも、訳出の際に筆者は何を読者に伝えようとしているのか、常に考える必要があるからです。
訳出の力を上げられれば自然と読解力も上がりますし、これから紹介する本はいずれも、質の高い文章の訳出を求められるので読解力を上げるのに効率がイイですよ!
- 大学受験までに必要な読解力:正しく直訳する力
- 大学レベルの読解力:筆者の真意を加味した意訳
読解力を上げてくれる参考書3選



1冊目:英文翻訳術(安西徹雄 著)



『英文翻訳術』review
翻訳の権威である安西先生による翻訳術である。当該書に込められた、今は亡き安西先生の思いをぜひ咀嚼したいところである。
我々が習ってきた一般的な英文法を更に翻訳家として、原文の思考の流れを止めずにどうやって表現すべきか、文脈から推測される情景をいかに翻訳に溶け込ますのかなど、大変興味深い考え方が記されている。
最終章にいたるまで、安西先生のこだわりが色濃く出ており、翻訳技術に関する驚きと発見の宝庫である。
皆が翻訳技術の「教科書」というように高く評価しているが、安西先生が亡くなってからも、色褪せることなく、時代を経ても変わらぬ価値があり、尚且つ、当該書で満足することなく更に邁進すべく我々の背中を押してくれる、力強いメッセージが込められているからだろう。
英文を訳しても、どこかおかしな独特の直訳調になってしまう、という覚えがある人は多いと思います。
本書には、自然な調子で、原文の流れを活かした文章に訳すエッセンスが詰まっています。セクションは細かく分かれており、著者の生徒による翻訳例の添削など実例も多く学びやすい。だからこそこの本を読みこなし、英文を訳するために必要な術を身につければ、一皮むけた英訳ができること間違いなしです!
『英文翻訳術』と合わせて使える英文法書も紹介するゾ!
英文法解説(江川秦一郎 著)



『英文法解説』review
本書は、「文法に従わなければ英語ではない」というスタンスを取っていないため、受験生など、文法に関して確固たる答えを得たいという人には向かない。
しかし、ある英文が文法的に正しいのかどうか、といったことを判断したいのに、照らし合わせるための資料が無かったり、Aという面からは正しくBという面からは正しくないため、ではどちらの用法が多いのか、といったことを
調べなければならない場合、つまり翻訳家や言語学者、或いは分析的に英語を学びたい場合にはこれ以上の本は無いのではないかとすら思える。
この本は初めての文法書ではなく、ある程度、慣習や学習によって基礎的な文法を身につけたあとで、頭のなかにある記述文法のうち、いくつが一般に規範文法として理解されるのかを確認するのにうってつけである。
この本は大学受験を志す受験生のみならず、翻訳家、研究者といった英語を専門的に扱う必要がある「プロ」も充分に使用できる一冊だと思います。
大学生・大学院生ともに使用できる参考書です!
数多くの参考書が、この『英文法解説』を参考図書に挙げている点からも、この本がが優れていることが明らかでしょう。
2冊目:英文解体新書 構造と論理を読み解く英文解釈(北村一真 著)



『英文解体新書 構造と論理を読み解く英文解釈』review
英文の基本的読み方としては、まず初出の名詞を主語とみて、それに対応する動詞を探すことから始めます。分離しているときは、間の部分はほぼその前の名詞にかかる形容詞句か形容詞節(懸垂状態)でしょう。
そして、その動詞が他動詞の場合、さらに目的語である名詞を探します。さらに、第五文型の場合、目的補語がすぐあとにあるとみて、とにかく文を完結させます。本書ではそうした読みが徹底されています。
いかんせん英語の文型はたかだか5つしかないので、それを覚えてしまうことです。
○S+V(自動詞)…第一文型、
○S+V(be動詞系統)+C(主格補語)…第二文型、
○S+V(一般他動詞)+O…第三文型、
○S+V(give系統)+O(間接目的語)+O(直接目的語)…第四文型、
○S+V(make系統)+O+C(目的補語)…第五文型。
どんなに複雑な英文も必ず上記の構造のどれかになっています。英語を読み解くことは即ち、あたかも有機化学における分子構造の分析にも似て、それなりに骨は折れるものの、まとまった意味が了解できたときは、何物にも代えがたい喜びが得られるでしょう。
読者方は本書などを用いて、はじめからある程度骨の折れる文章について、どんどん分析してゆきましょう。構文(ストラクチャー)をしっかりとったうえで、些末な部分にも文法的説明が与えられるようになると、英語を読むのが苦でなくなります。文学作品や科学エッセイからジャーナリズム英語(英字新聞の記事など)に至るまで、本書の方法が適用できることを付言し、ゆくゆくはラクに英語を読みたい向きに、本書をおすすめしておきます。
因みに、英語という言語は世界的にも稀に見る混成言語であり、ゆえに流通ベースにも乗っているわけですが、その前身である古英語の成立は8世紀頃、ゲルマン諸語やノルマン諸語を中核として、ラテン諸語の語彙などを簡略化して受容してきた経緯があり、現在のアイスランド語などはそのすがたを着実に残しています。当方は幼少時より外国語に興味を深め、以後ランダムに諸外国語を学んできましたが、近年は改めて英語について、その位相解析に興味を持ち、英語研究を進めています。教育方面でも中学英語や高校英語、また受験英語に加え、大学や大学院での論文英語の指導も行うなど、語学に関して幅広い活動を展開中です。
この本の紹介で “「もっと上」を目ざす人のための英文解釈参考書。大学受験レベルの基本文法を習得した人が、さらに力をつけ、多様なジャンルの英語の文章を読み解いていけるようにするための英文解釈参考書” と書かれていて実際やってみたらなかなか骨がある文章ばかりでしたww
多様なジャンルの英語の文章を読解していく上でこの本で得た知識を活かしてみて下さい!
難易度はなかなか高いけど、その分正解できたときの快感は結構あります(*´ڡ`●)
3冊目:The Little Prince『星の王子さま』(サン=テグジュペリ 著)



『星の王子さま』review
原書や原書の翻訳を読んでいない立場でのレビューになりますが、やはり簡単な単語で書かれているので内容が理解しやすく、読み終わる頃には日本語で本を読むのと同じように感動できました。
FeBeでオーディオブックもダウンロード購入したのですが、自分は1つのチャプターごとにまず自分で読んでから次にオーディオを聴くという形で学習しました。オーディオがあると声のトーンなどで感情が伝わってくるので飽きにくいのと、無論リスニングの練習にもなるので英語学習においてとても良い教材だと思います。
1冊目と2冊目をこなした方にとっては、簡単に感じられるかもしれませんw きっと、『星の王子さま』は読まれたことのある方が多いと思いますし、ある程度ストーリーを知っている状態の文章を英文で読むのは、結構楽しいですよ!
もちろん、読まれたことのない方でも楽しめる名書です(。>﹏<。)
僕自身、洋書を読むのが読解力を引き上げるのにとっておきの方法だと思います!是非ともこちらの記事を読んでみて下さい。
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