英語は『前から訳す』のが基本【英文攻略本】

第4文目

A great many Americans who had never paid much attention to Japan, and probably would have gone through life ignorant of and uninterested in Japan, were required to take notice when the war came.

第4文目は、直訳翻訳を比べながらみていきましょう!

  • 直訳:日本には大した注意は一度も払ったことがなく、おそらく日本については無知で興味のないまま生涯を過ごしていたであろう非常に多くのアメリカ人は、戦争が来た時、注意せざるをえなくなった。
  • 翻訳:大部分のアメリカ人は、日本のことなど大して注意を払ったこともなく、そしておそらくは、日本のことなどは何も知らず、興味もないまま生涯を終わっていたに違いない。ところがそういうアメリカ人も、戦争となってみると、いやでも日本に注目せざるをえなくなったのである。
直訳の問題点

原文の構造に形式的には忠実であっても、原文の思考の流れには忠実ではなくまた、日本語本来の文章の構成法にも忠実ではない

直訳調ではあまりにも、長い長い修飾句が終わって、ようやく主語(…のアメリカ人」)が顔を出すまで、読者はいわば

意味の無重力状態に宙づりになったまま、息を止めて待っていなければならない

この点に気づけた方がどれだけいらっしゃったでしょうか?
英文の訳出は常に読者第一主義です!
読み手のことを第一に考えることって難しいですよね(>ω<)
だけども、考えられるようになったら
新たな境地が開けます!!!!!!!

最後に演習問題を用意しています。
理解度を図るためにもぜひ解いて見て下さい!

演習問題(2題)

演習1

 We are now approaching a technology that can provide all of mankind with enough physical power, enough food, enough material goods, to assure stability and harmony among all nations ― but most of this technology is the servant of our passions.

読解のポイント
  • provide … with ” provide somebody with something ” で、「人に物を与える」
  • physical power ここでは「エネルギー」の意味と考えていい。
  • material goods「物資・製品」
  • assure=ensure「確実に…をもたらす」
  • passions「激情・感情の爆発」の意味
訳し方のヒント

 語順に従うという原則からして、特に問題になるポイントが2つある。第1行目の関係代名詞 ” that “, 第2は、2行目から3行目にかけての ” enough … to assure “ という構文である。どちらも、前から順に訳していく工夫をしたい。

 まず関係代名詞の ” that ” ですが、この処理はかなり難しいです。ともかくこの前の部分で一応まとまりをつけておきたいが、そのためには、「今われわれが手に入れようとしているテクノロジー」といった形でまとめてみてはどうでしょうか?

 第2の ” enough … to assure “ だが、この不定詞は、いわゆる「結果の不定詞」のように扱えばいいでしょう。つまり、「…を提供し、その結果…」。ところでなんですが、関係代名詞の ” that “ の部分、結局、” technology can provide …” というように還元できるが、これは典型的な無生物主語構文ですね!

演習2

 The current critical attitude toward Japan comes after a period when perceptions of the country had become increasingly humanized, land and people being viewed as ” just like us, ” with many an interesting but minor difference.

読解のポイント
  • current「現在、ひろく見られる、今流行の」
  • critical「批判的な」
  • perceptions of the country「この国(日本)に対する見方」
  • humanized「人間化した」とは、ここでは「同じ人間同士として見るようになった」の意。
  • interesting but minor「興味深くはあるけれども、ことさら大きな違いではない」ということ。
訳し方のヒント

 今度も、語順の点で工夫を要するところが2つあります。第1は、1行目の” after “という接続詞です。もしこれを後ろから訳し戻したのでは、原文の思考の流れを乱すどころか、完全に逆転させてしまうことになる。第1、日本語として、ほとんど意味不明の訳文になってしまうでしょう。

 これを避けるために、思い切って発想を逆転にてみてはいかがでしょうか?つまり、「今のように、日本にたいして批判的な態度が広がるには、…の時代があった」と転換してみましょう。しかし、これでもやはり、” a period when … “の部分で、まだ語順に逆流することになってしまう、もうひと工夫試していただきたいです!

 第2のポイントは、最後に出てくる” with … “のところです。これも、その前でいったん切り、語順どおり訳しおろしてゆく工夫が必要があります。

演習の答えは次のページです!

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