英語:目的語を表わす所有格って知ってる?【大学生が分かりやすく解説】

所有格って「~の」と訳すだけじゃないん?

どうも、Seigaです。

ぜひともこの記事を読む前に、こちらの記事を読んでいただけると理解しやすくなります!

英語:代名詞の所有格を上手く訳す【大学生がわかりやすく解説】

今回も、解説をする前に実際に問題をみていきましょう!

The city’s destruction by the enemy did not bring the war to an end.

※destruction(名:破壊 動詞 destroy「~を破壊する」の名詞形)

※enemy(名:敵)

こんな方に読んでほしい記事
  • The city’s destruction ” を「その町の破壊」と訳した方
  • 目的語を表わす所有格の訳し方をマスターしたい方

直訳すると、

「敵によるその町の破壊は、戦争を終わらせなかった(?)」

ん? なんか意味がわかるような分からないような、、、

というのも、

” The city’s destruction ” の訳が上手く by the enemy「敵によって」に繋がらない → 変な日本語になる

という流れ(泣)

やはり、こうした流れになってしまう原因は、、、

The city’s destruction ” を「その町の破壊」と訳してしまっているから

ここで、前回の復習です!

所有格を「~の」と訳すことの問題点は実にシンプル!

所有格は「~の」と訳すと、理解しにくい訳になる!!

本記事の内容
  • 目的語を表わす所有格の訳し方をマスターする!
  • 訳出を通して読解力を鍛える!

目的語を表わす所有格はこう訳せば完璧

目的語を表わす所有格はこう訳せば完璧

文章構造をみていきましょう!

目的語を表わす所有格はこう訳せば完璧

by the enemy ” が ” The city’s destruction ” を修飾していて The city’s destruction by the enemy ” で長い主語になっています。

結論、こんな訳をしました!

The city’s destruction by the enemy did not bring the war to an end.

「敵がその町破壊しても、戦争は終わらなかった。」

目的語を表わす所有格を訳すときの公式

destruction ” という名詞の中には、 ” destroy “という動詞の概念が含まれています。

では何を「破壊した」のか、その目的語を表しているのが “ city’s ” という所有格です。

「破壊した」のは誰か、この答えは ” the enemy ” です。

The city’s ” が主語を表わす所有格であれば、モノ(=その町)が「破壊する」とおかしな日本語になってしまうので、「主語を表わす所有格ではない」ことは明らかです!

目的語を表わす所有格を訳すときの公式

所有格+名詞 → 動詞+目的語

公式に従って文章を訳してみる

実際にやってみましょう!

The city’s destruction by the enemy did not bring the war to an end.

                                                       

The enemy destroyed the city, and that did not bring the war to an end.

「その町の破壊」とするのではなく、主語・述語をはっきりとすることで訳がキレイになります!

MEMO

初めに直訳した文章をもう一度書くと、

「敵によるその町の破壊は、戦争を終わらせなかった(?)」

どうして言いたいことは分かるけど、文章としておかしな訳になってしまうのか!?

 

それは、、、

 

主語と述語がはっきりとしないから!

 

The enemy destroyed  the city ” の主語は敵、述語は破壊する、主述をはっきりとすることが自然な訳に近づく第一歩です。

「敵がその町を破壊しても、戦争は終わらなかった。」

目的語を表わす所有格を含む例文

例文1

He hurried to his brother’s rescue.

※rescue(名:救助 動詞 rescue「~を救出する」の名詞形)

his brother’s rescue ” が「所有格+名詞」になっているので、公式通り「動詞+目的語」とすると

his brother’s rescue → rescue his brother

と読み解くことが出来るので、

He hurried to his brother’s rescue.

                         

He hurried to rescue his brother.

「彼は、弟を救助するために急いだ。」

もう一つ例文を用意しました!

例文2

Caesar’s murderers were not brutal butchers; they were in fact high-minded idealists.

※murderer(名:殺人者 動詞 murder「~を暗殺する」の名詞形)

※brutal(形:残忍な、冷酷な)

※butcher(名:人殺し)

※high-minded idealists(高邁な理想家)

Caesar’s murderers ” が「所有格+名詞」になっているので、公式通り「動詞+目的語」とすると

Caesar’s murderers → ( the men who ) murdered Caesar 

と読み解くことが出来るので、

(訳をしやすくするために、” the men who ” を付け足しました)

Caesar’s murderers were not brutal butchers; they were in fact high-minded idealists.

               

The men who murdered Caesar were not brutal butchers; they were in fact high-minded idealists.

「シーザーを暗殺した人々は、残忍な人殺しなどではなかった。実は、高邁な理想家だったのである。」

目的語を表わす所有格を含む例文でトレーニング

目的語を表わす所有格を含む例文でトレーニング

問題1

The city’s capture by the guerrilla bands threw the neighboring areas into great disorder.

※capture(名:占領 動詞 capture「~を占領する」の名詞形)

※guerrilla bands(ゲリラ部隊)

※neighboring areas(周辺地域)

※disorder(名:混乱)

” The city’s capture ” を「町占領した」と訳したのでは、意味が通りませんね。
” The city’s destruction ” の文章を思い出してみてください!


解答

The city’s capture ” が「所有格+名詞」になっているので、公式通り「動詞+目的語」とすると

The city’s capture → (The guerrilla bands)captured the city.

と読み解くことが出来るので、

” The guerrilla bands ” はこの文章の主語で、動詞が頭だと命令形になっちゃうので、補いました。

The city’s capture by the guerrilla bands threw the neighboring areas into great disorder.

                                                           

The guerrilla bands captured the city, and that threw the neighboring areas into great disorder.

「ゲリラ部隊がその町占領したので、周辺の地域は大混乱に陥った。」

問題2

He heard the Austrians shout themselves hoarse with joy as they acclaimed their conqueror.

※shout(動:~を叫ぶ 名:歓呼)

※hoarse(形:かすれた)

※acclaim(動:盛んなかっさいを送る)

※conqueror(名:征服 動詞 conquer「~を征服する」の名詞形)

難易度高めなので、訳できたらスゴイです!


解答

their conqueror ” が「所有格+名詞」になっているので、公式通り「動詞+目的語」とすると

Their conqueror → (the man who)had conqueror them [= the Austrians]

と読み解くことが出来るので、

(訳をしやすくするために、” the man who ” を付け足しました)

He heard the Austrians shout themselves hoarse with joy as they acclaimed their conqueror.

                                                             

He heard the Austrians shout themselves hoarse with joy as they acclaimed the man who had conqueror them.

「彼は、オーストラリア人たちが声をからして、彼らを征服した男歓呼して迎えるのを聞いた。」

 

もうひと工夫!

訳のレベルをもう一段階上げるコツは、、、

 

文章の肝心なポイント(アイロニー)を読み取ること!

 

アイロニー(irony:イロニー)

修辞学では、イロニーとは、本当の考えや意図と違う考えをほのめかすことによって伝えることである。この際には、たとえばほめ殺しのように、誇張法が多く用いられる。その多くの場合は、他人を嘲笑することや諷刺することを目的としている。

[Wikipedia参照]

ここでは、相手はほかならぬオーストラリアを侵略した征服者であるにも関わらず、群衆はこの男を歓呼して迎えている。

このアイロニー(反語)まで読み取った訳はこんな感じ

 

「彼の耳には、オーストラリア人たちが声を枯らして歓呼するどよめきが聞こえてきた。だが、群衆が今狂喜して迎えているのは、ほかならぬ彼らの母国を征服した男ではないか。」

 

だいぶ意訳したけど、どうでしょうか?

いかがでしたか?
最後にまとめです(*´ڡ`●)

目的語を表わす所有格を訳すときのコツまとめ

  • 所有格を「~の」と訳すと、理解しにくい訳になることが多い。
  • 目的語を表わす所有格(所有格+名詞)は「動詞+目的語」で訳す。
  • 文章の肝心なポイント(アイロニー)を読み取ること。

上手い訳に共通していえることは、原文の思考の流れを乱さないこと!

結局は、筆者の意図をくみ取ってそれを崩さない訳こそ上手い訳です。

英語は『前から訳す』のが基本【英文攻略本】

ぜひとも、この記事を読んでいただければ幸いです(๑´ڡ`๑)

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